2005年4月 新島大悟
4月2日mon(曇り)
今日は朝からバイト。やはり今日もラジオが店内に鳴り響く。演歌のようだ・・11時もうすぐ彼女が来る。岸田 恭子(仮)おそらくキャバ嬢だ。彼女は月曜になるとその週に溜めた、勝負着をまとめて出す。色とりどりのドレスが、気の緩んだスッピンのキャバ嬢とよくマッチする。やっぱり、キャバ嬢と逢うのは昼間に限ると再確認。彼女が帰ってから一時間くらい経って、客足も減ったので休憩を取ろうと店の裏に回った。そして意外な光景を目にした。オヤッサンが、キャバ嬢のしわくちゃなドレスに顔をうずめ、野犬が唸る様に声を出していた。一瞬背筋が凍りつく・・そして自分に言い聞かす・・・すべて無かった事にしようと・
4月3日tue(晴れ)
昨日からオヤッサンを見ると吐き気がするが、我慢我慢、何日かやり過ごせば必ず大ジョブと自分に言い聞かせる。が、一回だけ自分の家のトイレで嘔吐。
4月4日wed(晴れ)
クリーニング屋に着く前に八百屋に寄った。店頭に並ぶジャガイモがオヤッサンの顔に見え、八百屋店頭にて一回嘔吐。どうしたらいいものかと少し悩みはじめた。
4月7日sat(雨)
少し寝込んでいた。何日か続いている吐き気がまだやまない。バイトも何日か休んでいる。目を閉じるだけで、オヤッサンの顔が出てくる。そして嘔吐。もう何回吐いたか解らない。自分の部屋に居た
くない。眠ることさえできない。目を閉じるのが怖いから。不眠が続く。
4月8日sun(晴れ)
外の日差しが嫌で雨戸を締め切りにする。何日か前からケータイがなりっぱなしだ。おそらくバイト先、もしくは彼女だろうが出る元気がない。もしかしたら死ぬかもしれない。何回吐いたか解らない。
4月9日mon()
部屋が暗いため、何時かわからない。生きているのかもわからない。必死で、トイレに行こうと布団から起き上がる。何かに手を掛けようやく立てた気がする。用を済ませ洗面所にある体重計に乗る、なんと63だった。ここ数日で10近く減ったうようだ。手にカビが生えている気がする。
し月10日tue(くろ)
立つ事さえできなくなった。トイレにもいけず。外の様子はどうなんだろう?そろそろ桜が咲くころだろうが、今は早くこの苦しさから抜け出し
4がつ十一日(黒)
昨日は途中で気を失ったらしい・・気のせいかもしれないが部屋に誰かいる気配を感じる。暗くて和歌R内、どうやら大勢のようだ、あといつの間にか枕元にカラフルなイカが泳いでいるのが見える。おいしそうだ。
しがtう12にc
昨日から部屋にいる人たちが、耳元で話しかけてkる。「クリーナー食べたい?クリーナー食べたい?」と声にならないような呻きでそれにこたえる「食べたい・・」おそらくこれで死ぬんだ・・・お母さn・・彼女に会いたい、もう日記を書くのをやめにする。つかれtた・・・
《ここに書かれた物語・文章はすべてフィクションです。実在の人物とはなにも関係はありません》
2005.4.14 新島 大悟