2004年12月 園田順三
こんばんわ、もしくはこんにちわ。
この『月論』は、月イチ更新で批評や随想などのコラムっぽいことを掲載するコーナーです。
記念すべき一回目を任されたのは私、ジンコルの良心=園田順三。
今回のお題は「SPASE RADIO★STARの公演を終えて」ということなんですが、一週間すぎた今も疲れがまったくとれません。
生理中の女のように下腹部が重く、偏頭痛に苦しめられています。
ヘコむ話をすれば、公演直前に稼げなかったぶんバイトにしゃかりきにならざるをえないからです。
はっきり言って今、何も考えられないです。
これを書いている今も、池谷がHPのレイアウトをどうするかだの聞いてきたり、大悟のボケチンが次回の暗転はこんなふうに工夫してはどうかだの言ってきているけれど、全部右の耳から左の耳へ馬耳東風に聞き流してやっています。
何も入ってこないの、本当に何も考えられないことはなはだしい。
かろうじて形を作る思考といえば、革ジャン欲しいなとか、相川は今日もカロリー 気にせず飯を食っていたなとか、人間が生きるうえで最低限の衣食住にまつわることばかり。
あとは下。今日は池谷ん家にいるのですが、帰りしなにCD-Rにエロ画像を焼いてもらおうと思ってます。
本当にこのテイタラクはどうしたもんか。人間は考える葦なはずなのに‥‥考えることをサボっている僕は葦のように伸びていくことはできないのか。きっと心身を蝕む慢性的な疲れと、ひとつことを終えたあとの虚脱感が僕の脳みそをほぼ馬フンに変えてしまっているのです。
こういう何か書けという内省的な仕事を与えられると、いやがおうにもだらけた自分に喝を入れることができる。ちょっと考えてみたい、今回の舞台を振り返って、それらしい反省点を検討せにゃいかん。過去の反省という培養液のなかでしか、未来継続する希望は育たない。よっ!言ってやった。
ジンコル大陸の特色というか傾向として、僕を含める大半の団員の怠惰な性格から来るものだと思うが、製作過程の緊張感がユル〜い。
今回は特にいろいろと方法論を変えて、それぞれの担当や役職もシャッフルしてみたりして、ただでさえ普段より気を締めなくてはいけないところなのに、ユルさが悪い影響を与えて、今までにないほど公演直前がパッツンパッツンになってしまった。
いつもそうっちゃそうだが、直前でアレガナイ、コレヲキメテナカッタと泡を食いはじめて、なんとか取り繕って公演中を怒涛の勢いで走りぬく。
短期集中だから気持ちいのだが、どうせなら前もって備えておけばよかったなあと思うことが必ずいくつかある。
そして公演中の緊張のリバウンドで、公演後はまたどっととユルくなる。
個々の芝居や段取りの反省、全体の総括もほどほどに、心地よい達成感や充実感ばかりに身をゆだねてしまう。
公演と公演のあいだは、緊張のない無重力の宇宙空間をふわふわ浮遊しているような団体だ。
我々ジンコルの目的は、いわずもがなもっと大きく、もっと面白くなっていくことだ。
より多くの人の心にしっかりと根をはって定着し、表現でメシを食っていけるようになることだ。
そのためにも考えること、省みることを放棄してはいけないと、自分にがみがみ言い聞かせる。無重力の自由さを満喫するのもほどほどにして、宇宙遊泳ばかり楽しんでないでそろそろ本腰を据えて、どこかの惑星に、誰かの心に、降りたたなくてはいけない。
人の心の大気圏を突破するのは、これどうしたものか、今夜あたりみんなで話してみよう。